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やってしまった…

こんばんわ。

気温の変化が激しいのについてけなかったらしく、とうとう風邪ひいた…かな?
鼻がぐずぐずになってまいりましたよ。
ちょっと勘弁して欲しい…

ようやく提出するもの終わって気が抜けたかな(汗)

さて、お悩みシリーズ(待て)第2弾は、はる→うさです。
原作のネヘレニア編の外部合流ちょっと前のお話と思ってください。
ちょこっと切ない系です。
続きよりどうぞです。






…眠れぬ夜は月を抱いて…



満月の綺麗な夜。僕は一人、テラスでその輝きを眺めていた。

今は離れた地に居る少女を思いながら。

「はるか、まだ起きていたの?」

背後からかかった声に振り向くと、そこには案の定、僕のパートナーであり、同居しているみちるの姿。
今夜は少し風が冷たいためか、夜着に薄いベージュのカーディガンを羽織っている。
その瞳には憂いを帯びた色が見て取れる。

「気になるのはわかるけれど…」

「知ってるよ」

彼女の言葉を遮るように僕は言葉を吐き出した。

どんなにうさぎたちの元へ駆け付けたくても、変身できない以上只の足手まといどころか役立たずだ。
そんなことは言われなくても良く分かっている。


あの皆既日食以来、ずっと彼女―プリンセス―のことが気になって仕方がなかった。

新たな敵が闇に紛れて侵入したことは間違いない。
だとしたら、今もその敵と戦いが繰り広げられていることも容易に想像できる。
なのに――!

ぎゅっと自分の手をきつく握り締める。

また遠いあの日―月の王国が滅びを迎えた時のように指を咥えてみているしかできないのか…?

戦うことすら、傍で護ることすら赦されないのか…?

僕らは…見放されたのか…?

そんな考えばかりがよぎり、眠れない日々が続いていた。
夜になると、無意識に月を見上げる回数も増えた。
しかし、そんなことをしても状況は変わらない。
寧ろ眩しい光を焦がれて、心がどんどん乾いていく。

今でも鮮明に思い出せるあの笑顔と弾けるような声。

優しく、楽しかった日々。

募る愛おしさに心が締め付けられて…零れた涙。

しかし、突きつけられる現実はあまりに残酷で冷たかった。
僕らはそれでも耐えるしかなかった。
ほたるを共に育てていくと言う『誓い』を胸に。

「はるか、みちる…今日は冷えますよ、早く中へ…」

「あぁ、ごめん…せつな」

瞳を伏せて、テラスに通じる大きなガラス窓から顔を出したせつなに詫びた。

「はるか…」

みちるが僕の両肩をそっと抱いた。
そのぬくもりに、自分がかなり体を冷やしていたことを知らされる。

「はるか」

「なに、せつな…」

「時はきっと来ます。
 必ず、私たちの新たな力が目覚める時が。それまで――」

「いつだよそれ!一体いつ――!」

「はるか…」

せつなの言葉を遮り、僕は思わず叫んだ。

こうしている間にも彼女が―プリンセスが危険に晒されているのに…
いつになったらその力は目覚める!?

「ごめん…今日はなんだか気分が良くないんだ。先に休むよ」

何か言いたげな2人を振り切り、僕は自室へと足を運んだ。

みちるもせつなも同じ気持ちのはずなのに。
八つ当たりなんて最低だ。
判ってはいても消えない不安と焦燥感。

拭いきれない胸騒ぎ。

空回る思いと現実。

それらを打ち消すように無事であって欲しい、ただそれだけを願い続けた。

今夜もまた、無垢で無邪気なあの笑顔の残像を思い出しながら夢路をたどる。
それだけが僕の空虚な心を支えていた。

本当にいつか…せつなの言うとおり、『力』を手にあの子の元へ駆けつけられるとしたら、今度こそ…
何を犠牲にしても護ってみせるから…
それまでどうぞ、我らがプリンセスの御身が…笑顔が絶えませんように…

僕はそう願わずにはいられなかった。


FIN


==============================

どうにも書きたかったネタです。
はるかさんの性格からして、半年もじっとしていられるなんて思えないのですよね(こらこら)

思いつくネタがことごとくお悩み系ってどうなんでしょうね…

次はライツのお話になりそうです。
あまり期待しないで待っていて下さい。
ではでは。
いつも拍手、ありがとうございます!


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