FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

どきどき。

やっぱり書いちゃいましたよ。
こんばんは。ご無沙汰気味の新月です。

本日はぞろの誕生日なので、うPしてみようかと思います。

世界観が他のジャンルと違うので、まだまだ修行が足りませんが、楽しんで頂ければ幸いかと思われます。

てか、初めてうPする作品がこんな内容ってどうよ?とか思いますが(しかも誕生日関係ないし)
今創作途中のものも順次うPしていきますので、どうかご容赦ください。


注!:ぞろろびです。ロビン嬢視点。
   苦手な方は回避されたし。
   読んでからの中傷は受け付けませんのあしからず。


では、続きよりお楽しみください。




++不器用な掌++



「…大丈夫か…?」

船尾で壁に身を預けて瞳を閉じていると、隠そうともしない気配と共に声を掛けられた。

この船のクルーの一人、世界一の大剣豪を目指す人物、ゾロ……

いつもなら笑って出迎えるところなのだけど、今日はそれさえできない。
目を開けるのも億劫なほどに体が気だるく、疲弊している。
貧血のためか、時間が過ぎるごとに頭がくらくらする。

先程もコックさんが心配そうに傍らに飲み物を置いていってくれたけれど、まだ半分しか飲んでいない。

「………寝てんのか?」

「…いいえ、起きてるわ…?」

「なら返事くらいしろ…焦るじゃねぇか」

ごめんなさいね、心配を掛けて。

彼が安堵したようにため息をついて、隣に腰を下ろす気配がした。

ガシャリ、と3本の愛刀が床に置かれた音が耳に響く。

「つらいのか?」

そっと額に触れる大きな手。

その温かさにほっとした。

ぴりぴりとしていた神経が…解けていく。

「ありがとう、だいじょうぶよ」

「……じゃねぇだろう。
 飯、あんま食わなかったってコックが心配してたぞ」

「……そう……っ……」

一瞬下腹部に走る、熱く鈍い痛み。
緊張で身体が強張る。

「おいっ、大丈夫か?!」

「…だい、じょうぶ…よ……少し、寄り掛からせて、もらえるかしら……?」

「あ、あぁ……」

瞳を閉じたまま、私は彼の強固な肩へと凭れかかった。

ふ、と息をつくと身体から力が抜けて、痛みが和らいだ気がする。

先月はここまで痛まなかったのに…
毎回のことながら、女性と言うものは厄介なものね。
ほんのちょっとした気候や生活リズムの変化でこんなにも違ってくるなんて……

それでも、この“障り”のお蔭で新たな命を授かることが出来るのだけど。

私もいつかそういう日が来るのだろうか、なんてぼんやりと考えてみる。

「本当に…大丈夫なのか?」

剣士さんの大きな手が肩をそっと抱いて撫でてくれる。

「……へ、きよ……」

「ったく、俺の前で強がるんじゃねぇよ」

呆れたように言われるなり、急にぐらり、と身体が彼のほうへ傾いた。

「け、剣士…さん……?」

倒れこんだそこは剣士さんの膝の上。
訳がわからず顔を上げようとするが、刹那――視界を遮られてしまった。

これは、一体………?

「辛ぇなら横になってた方が楽だろう。昨日もどうせ寝れてねぇんだろ?」

憮然とした口調で放たれた言葉。

その奥に込められた優しさに、心があたたかくなる。

自然と零れる笑み。
しかし、

「笑うんじゃねぇよ」

瞼の上にあった手が少し乱暴に髪をかき混ぜる。

「あら、ごめんなさい…? でもいいの?」

此処は船の構造上、影になっていて風も通る。
お昼ご飯を食べた後の睡眠にはうってつけの場所と時間なのを知っている。
だから、私もその傍らで本を開いてその刻を満喫することを日々楽しみにしていた。

それなのに、私が彼の膝の上で寝てしまったら……

「体調悪いやつが人の心配してる場合か。良いから、寝てろ」

「………じゃあ、遠慮なく。あ、でも…――――」

「起こさねぇぞ」

言葉を遮られて、さらにその台詞に黙ってしまう。

「お前一人の頭の重さくらいなんともねぇし、眠けりゃ昼寝てようが寝れるだろ。
 それでも寝れなきゃ展望室に来い。今日は俺が見張り番だから話し相手にでも何でもなってやる」

早口で捲し立てる剣士さん。

照れ隠しなのが判って、また笑いが込み上げてくる。
だけどここで笑ってしまったらまた機嫌を損ねてしまうから我慢して「わかったわ」と応えて再び瞳を閉じた。

耳を澄ませていると船が海の上を走る音に混ざって、船長さんが船医さんや長鼻君と騒いでいる声が聞こえる。

今日も何事も無く航海は進んでいる。
平和を、穏やかさを…自分の髪を撫でる大きな手を感じながら、私の意識はそっと落ちていった………――――――



―――――そしてその夜。やっぱり眠れなくなった私が、本を片手に剣士さんのいる見張り台を訪れたのは、言うまでもない。


FIN


===================================


あーぁ、とうとうやっちゃった。

今更ながらにジャンル増やして大丈夫かと思ってみたり。うん。


でも、やれるとこまでやってみようかと思います。
折角嵌ったのにもったいないし。(そういう問題じゃない)
もちろん今手掛けている企画には支障のないように頑張っていきますので、宜しくお願い致します。
しばらくわんぴの世界観に慣れるのに時間を要するかもしれませんが、ご容赦ください。


ではでは、本日はこの辺で失礼致します!


関連記事
スポンサーサイト

<< やっぱり楽しい、かも… | ホーム | ひさしぶりに書いてみました。 >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


まとめ【どきどき。】

やっぱり書いちゃいましたよ。こんばんは。ご無沙汰気味の新月です。本日はぞろの誕生日なので、うPして


 ホーム 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。